「カビ」や「ダニ」によるアレルギー

ジメジメする梅雨の季節に入ります。やっと花粉症が落ち着いたところですが、この時期に注意しなくてはならない「カビ」や「ダニ」によるアレルギーをご紹介します。

カビアレルギー


カビを吸い込むことでアレルギーの症状がおきます。症状としては、湿疹やかゆみ、咳、鼻炎、結膜炎、呼吸困難などの気管支の症状などがあらわれます。カビは高温多湿を好みますので、6月の梅雨時期から9月くらいまでは症状が悪化する可能性があります。

ダニアレルギー


室内や寝具についたダニによる皮膚炎が増加する時期です。露出してない手足に朝起きてかゆみがあった場合は注意が必要です。ダニのフンや死骸を吸い込むことで咳や鼻の呼吸器系の症状もあらわれます。

カビ・ダニアレルギーの対策


対策として重要なのは、「換気」「除湿」「掃除」です。
カビは、お風呂場やキッチンなどの湿気が多い場所でよく発生しますが、衣類の生乾き、布団やカーペット、洗濯機、エアコンなどにも発生しやすいので、吸い込まないようにお掃除をしましょう。ダニの対策として、布団を洗ったり、天日干しにすることは大切ですが、枕も清潔に保つようにしてください。カーペットやフローリングのお掃除も念入りに行い、少しでもダニの数を減らすようにします。

カビ・ダニアレルギーの治療


一般的なアレルギー症状と同じように、アレルギーの症状を緩和する、抗アレルギーの内服薬を処方します。アレルギーの検査はIgE抗体検査で行うことができるので、血液検査で抗体の有無の確認ができます。アレルギー症状も重症化する恐れがあります。ご自分でアレルギー対策を行っても、症状が改善されない場合は速やかに受診してください。