インフルエンザの予防について

インフルエンザの流行シーズンに入りました。お子様ではまれに急性脳症を発症し、ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど、重症化するおそれもありますので十分な注意が必要です。

インフルエンザに感染しないための予防策をご紹介します。常にインフルエンザに警戒し、予防のために良い生活習慣を身につけましょう。



(1) 手洗いとうがい


外出先から帰宅した後は必ず手洗いとうがいをしましょう。せっけんを使ってしっかり手を洗い、十分に水で流し、よく拭き取って乾かします。うがいは口の中や喉の粘膜に付着したウイルスなどを取り除いてくれます。また、喉の乾燥を防いでインフルエンザウイルスから喉を守ります。

(2) 人ごみを避ける


不要不急のときは、なるべく人ごみのなかへ行かないようにしましょう。どうしても行かなければならないのであれば、マスクをして行くようにしましょう。

(3) バランスの良い食事と十分な睡眠


バランスの良い食生活と質の良い睡眠を心がけて、免疫力を高めておきましょう。お酒の飲み過ぎは質の良い睡眠の妨げになり、免疫力低下につながります。

(4) 部屋の湿度を保つ


空気が乾燥している所にいると、のどの粘膜の防御機能が低下します。部屋の中では加湿器などを使って、50%から60%の湿度を保つようにしましょう。

(5) 予防接種を受ける


インフルエンザワクチンの接種を行うことで、発病の可能性を減らすことができ、また重症化を予防する効果があります。

インフルエンザかな?と思ったら

急な高熱、咳やのどの痛み、全身の倦怠感を伴うなど、インフルエンザが疑われる症状が出た場合には、早めに受診してください。発症から48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬の服用を開始すると、発熱期間を短縮することも期待できます。